【完全保存版】撮影家具レンタル会社まとめ2026年版

美術・広告・展示空間のプロが使うプロップ・家具レンタル主要サービス決定版
Article written by Kei
広告写真、CM、展示会、ポップアップストア。
空間演出の現場では、家具は単なる備品ではありません。
一脚のチェア、一台のソファが、その空間の世界観を決定づけることがあります。
私自身も撮影現場や展示空間を見ることが好きですが、それぞれ得意な領域がかなり異なります。
案件によって使い分けるのが正解だと思っています。
- 空間を作りたいのか
- 小道具を揃えたいのか
- どこにいつ搬入したいのか
によって、選ぶべき会社は大きく変わります。
今回は、都内を中心に撮影美術や空間演出の現場でよく利用される主要な家具レンタルサービスを整理してみました。
Compartment. (コンパートメント)
世界観
アートと空間の中間。独特な静けさを持った家具セレクトが魅力。展示会やファッション案件との相性も良く、セレクトされたプロップから演出したい空間のイメージを想像できます。北欧的なモダニズムやコンテンポラリーな世界観があります。
特徴
- アート性が高い
- 独特なセレクト
- ギャラリー空間との相性が良い
向いている案件
- アート撮影
- ファッション撮影
- 展示会
Compartment.Compartment.Compartment.は、撮影・展示関係者向けのリース・レンタルショップです。インテリア小物、食器、テーブルクロス、食器周りの小道具などのプロップを1つ1つ丁寧に集め、スタイリストや編集のお客様に撮影用にレンタルしています。compartment.jp
慧のひとこと
家具を選ぶというより空気感を選ぶ感覚に近いです。
少し尖った世界観を求めるなら面白い選択肢です。他社にはない個性があるので、まずは完成させたい空間のイメージ作りに。こちらのサービスを一見させていただくことがあります。
AWABEES (アワビーズ)
世界観
家具・雑貨・オブジェ・植物・書籍・アートなど、圧倒的な物量とジャンルを誇る
日本を代表するプロップレンタル。
広告・雑誌・テレビ・展示会まで、多彩な現場を支えるための仕組みと商品内容が整っています。
特徴
- 国内最大級の品揃え
- 小道具も非常に豊富
- テイスト・国別検索が可能
- 展示会対応も強い
向いている案件
- 広告撮影
- CM
- 雑誌
- カタログ
慧のひとこと
探しているものが決まっていなくても大丈夫。
サイト訪問だけでアイデアが生まれる、まるで巨大なインスピレーションライブラリーです。
品揃えも業界トップで、利用する安心感と安定感が抜群。
常にAWABEESという会社も少なくないのではないでしょうか?
TITLES (タイトル)
世界観
名作家具・ヴィンテージ家具の定番。建築やインテリア好きで知らない人は少ないとおもいます。
ミッドセンチュリーから現代家具まで幅広く、家具そのものを主役にしたい案件に向いています。
特徴
- 名作家具
- ヴィンテージ家具
- ミッドセンチュリー
- 建築案件向け
向いている案件
- 建築撮影
- ハイブランド広告
- デザイン誌
慧のひとこと
家具そのものを主役にしたい時は真っ先に候補に入ります。
空間を作るというより、家具の存在感で勝負する案件に強い印象です。
天下のAWABEESの関連ということもあり安心感もあります。
プロップの存在感そのものに説得力がある商品を取り揃えています。
SOU service (ソウサービス)
世界観
名作家具やデザイナーズ家具を扱うレンタルサービスでありながら、その本質は空間スタイリングにあるように感じます。展示会、商業施設、ブランドイベント、撮影美術においてトータルで即戦力になり、単体の家具選定だけではなく、空間全体の完成度を高めるための編集力・世界観に特徴があります。
特徴
- 洗練されたデザイナーズの品揃え
- 空間提案ができる先鋭の厳選
- ミニマルでスタイリッシュ
- 芸術空間との相性
向いている案件
- ハイブランド広告
- 百貨店イベント
- 展示会・ポップアップ
- 夜間搬入必須案件
SOU SERVICE撮影用デザイナーズ家具レンタル|東京のSOU SERVICES【スタジオ完備】撮影やイベントに最適なデザイナーズ家具レンタルはSOU SERVICES。カッシーナやカールハンセン&サン、ハーマンミラーなど、世界の有名デザイナーズ家具を取り揃え、皆様の現場を彩ります。東京都内でプロ向けにおしゃれな椅子・小道具を提供。ス…sou-service.com
慧のひとこと
最近大注目の会社のひとつ。
家具の厳選は「どう見せるか」まで含めて考えられている印象があります。
また百貨店や商業施設のように、閉館後の夜間施工が前提となる現場への対応力も特徴的です。
家具レンタル会社は多くありますが、空間演出と現場運営の両方を理解している会社は意外と少ないので、スタイリストと施工チームの両方を担う、もしくは中間的な存在かもしれません。
TOIA (トイア)
世界観
ヴィンテージとモダンが心地よく共存する、余白のある空間。
家具一つひとつに物語があり、空気までデザインされたようなスタイリングを得意としています。
撮影・展示・インテリアコーディネートまで一貫して提案できるのも魅力です。
特徴
- ヨーロッパヴィンテージが豊富
- モダンとのミックスが非常に上手い
- 空間コーディネート提案力が高い
- 撮影・展示会・住宅まで対応
向いている案件
- ブランド撮影
- 建築撮影
- ギャラリー展示
- 世界観重視の広告
慧のひとこと
家具を借りるというより、空間の空気を借りる感覚。
静かな存在感が欲しい案件では、真っ先に相談したくなる場所です。
こんなものまで?といった素敵なプロップまで取り扱っているので、イメージが固まっていない時には必ず訪れたいサービスです。
UTUWA(ウツワ)
世界観
器・ガラス・カトラリー・リネン・ファブリックを中心に、
食卓の世界観を細部まで演出できる専門ライン。
AWABEESの世界をより繊細なテーブルスタイリングへと広げてくれる存在です。
特徴
- 食器の専門性が高い
- ガラス・陶器・木製品が豊富
- テーブルコーディネートに強い
- フード撮影との相性が抜群
向いている案件
- フード撮影
- レストラン
- レシピ撮影
慧のひとこと
料理を美味しく見せるのは料理だけではありません。
食器・カトラリーなどのキッチンウェアに特化しているので、
器まで含めて一枚の写真を完成させたいとき、ここは欠かせない存在です。
EASE RENTAL (イーズレンタル)
世界観
空間を構成するあらゆる要素が集まる、撮影美術のための巨大なライブラリー。
家具、小道具、植物、照明、建材、雑貨。ひとつの世界観を作るために必要なパーツが膨大に蓄積されています。
家具を探す場所というより、空間そのものを組み立てるためのアーカイブに近い存在。
特徴
- 品揃えが豊富
- 即応性が高い
- 撮影現場との親和性が高い
向いている案件
- 広告撮影
- EC撮影
- カタログ制作
慧のひとこと
撮影現場を成立させるための巨大なストックライブラリーです。
現場の強い味方である感覚、家具探しに困ったらまず候補に入る会社のひとつ。
なんでも揃い、物量がある安心感があります。物量と即応性が魅力です。
PROPS NOW (プロップスナウ)
世界観
撮影現場を支える総合プロップスライブラリー。
家具だけでなく、雑貨、食器、照明、家電、装飾品まで幅広く揃い、撮影美術の現場で必要な要素をワンストップで探すことができます。
撮影現場における「困ったらまず見る場所」のひとつ。
特徴
- 業界最大級のアイテム数
- 家具から小道具まで対応
- 映像・広告業界で高い認知度
向いている案件
- EC撮影
- 商品撮影
- 大規模な撮影案件
慧のひとこと
業界最大級。
家具だけでなく小道具も含めて探したい時に非常に便利です。
美術スタッフにとっては、一脚の椅子を探す場所というより、撮影に必要な世界を完成させるための
保険のような存在だとおもいます。
物量そのものが価値になっている数少ないサービスだと思い、必ず比較確認のために使ってます。
上ほど「美術・空間・世界観」寄り、下ほど「用途・実務・生活演出」寄りという構造になります。
東京・首都圏エリアには、ここでご紹介した以外にも大小さまざまなレンタル・リースサービスがあります。これはあくまで私自身の経験から感じていることですが、大切なイベントや撮影ほど、信頼できる会社を選ぶことが、現場での安心感や、空間演出の質を大きく左右するように思います。
以下、特徴や内容をまとめた表です。
| 会社 | 世界観・審美眼 | 物量 | 空間構成 | 搬入・対応 |
| Compartment. | ◎ | ○ | ◎ | △ |
| AWABEES | ○ | ○ | ○ | ◎ |
| TITLES | ◎ | ○ | ○ | ○ |
| SOU | ◎ | △ | ◎ | ◎ |
| TOIA | ◎ | △ | ◎ | ○ |
| UTUWA | ○ | △ | ○ | △ |
| EASE RENTAL | △ | ◎ | ○ | △ |
| PROPS NOW | △ | ◎ | △ | △ |
◎ 非常に得意 ○ 得意 △ 案件による
今回ご紹介した内容は、私自身が現場で見聞きしたことや利用経験、業界関係者との会話を通じて感じた、あくまで個人的な印象と考察です。
空間には、それぞれのつくり手の思想が宿っています。同じ家具でも、同じ空間でも、誰が組み合わせるかによってまったく違う表情を見せてくれます。
だから私は、ランキングを作るよりも、その会社が持つ個性や世界観を記録したいと思っています。
もし気になる会社があれば、ぜひ実際に話を聞き、空間に触れ、その魅力を確かめてみてください。
この記事が、皆さまの新しい発見や空間づくりのヒントになれば嬉しく思います。
By Kei
Scene Collector
Furniture Stylist
Creative Researcher